お知らせ

* 看取りケアを終えて * 〜ユニット型特養 こもれ陽〜

こもれ陽 西ユニットの峰です。

こもれ陽では開設時より“看取りケア”に積極的に取り組んできました。

この5年間で4名の方をこもれ陽にて、御見送りし、8月もお一人の方を御見送りしました。
その方は入居当初から私が担当をさせてもらっていた方(I様/93歳女性)でもありましたので、少しお話させて頂きます。

Ⅰ様は入居中に体調を崩され、入退院を繰り返す中で、入院中の病院より右足の壊死が始まっており、高齢でもあるため、治療としてはできる事は無いとの診断がありました。
ご家族もそれを受け最期は、こもれ陽で迎えさせてやりたい】という意向を示されました。

苑もご家族の意向を受け、退院に向け調整を行いました。

主治医・ご家族・苑の3者で話し合いを行い、主治医からの所見に対して、ご家族の意向を再確認し“看取りケア”を開始しました。

I様が寂しくないよう可能な限り訪室し、コミュニケーションを図ったり、身体や手足を擦ったり、本人が好まれているプリンやヨーグルト等を提供しました。

他職種と連携をしながら、こもれ陽全体で “安心・安楽な生活” が送れるよう努めてきました。

また、週1回のカンファレンスを実施し、ご家族とも状態の把握と共有を行いました。
ご家族も頻繁に、苑へ足を運ばれておりました。

徐々にI様の状態も悪くなってくる中、ある日、I様のご家族より、良く苑に足を運ばれていた、I様のご子息様が亡くなったとの連絡があり、スタッフ一同驚きを隠せませんでした。
ご家族も混乱し、悲しみが癒える間もなく、その10日後にI様も天国へ旅立たれました。

2重の悲しみの中、ご家族・ご親戚からも感謝の言葉を頂き、人生の最期に関わる》という重大さを改めて感じる事ができました。

今後も、看取りに関し、積極的に取り組み、入居者様が “最期まで安心・安楽” に過ごして頂けるようスタッフ一同精進していきたいと思います。

長くなりましたが、これで終わりたいと思います。

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